被災地での活動

ハタチ基金は現地のニーズをフィードバックしながら、2011年からの20年間、被災地の子どもたちに必要な支援活動をサポートいたします。
サポートした支援団体の活動内容は下記をご覧ください。

現地での支援を終了している活動もございます。
最新の活動レポートはレポート記事でぜひご覧ください。

岩手県における実践型探究学習を起点とした学びの普及・拡大
一般社団法人いわて圏

実践型探究学習を通じた多様な学びで、岩手県の高校生400名が地域や多世代とつながる!

高校での探究学習の必須化に伴い、岩手県内でも主体性をもって、つくりたい未来に向けてアクションを行っていく“マイプロジェクト”に取り組む高校生が増えています。高校や地域と連携して、マイプロを通じた多様な学びが得られる環境づくりや高校生の学びを深めるマイプロジェクト岩手県事務局として活動しました。さらに、県内全域でマイプロを実践する高校生をバックアップする伴走者のネットワーク構築にも取り組み、岩手のマイプロの輪を広げています。

 

岩手県における実践型探究学習を起点とした学びの普及・拡大

地域の担い手育成プログラム 高校生百貨店
NPO法人かぎかっこPROJECT

東北3県の高校生が地元商品をセレクトした合同販売会を4箇所で実施

岩手・宮城・福島の高校生がバイヤーとなり地元商品を発掘し、
地元商店へインタビューを行い、商品とともに作り手の魅力を発信する販売会を開きました。
高校生たちは自分が見つけた地域の魅力を販売会でお客さんに直接伝えることで、地元を知ってもらえる嬉しさを感じるとともに、さらに地元愛を深めることができました。

 

地域の担い手育成プログラム 高校生百貨店

コラボ・スクール
認定NPO法人カタリバ

岩手県・福島県にて延べ12,274名に学びの支援と居場所の提供

コラボ・スクールは自然災害によって生活環境や学校生活が変わってしまった子どもたちに、学習と体験活動を届ける放課後施設です。
現在は岩手県上閉伊郡大槌町、福島県双葉郡広野町の2拠点で活動しています。地域に根ざして活動しながら、子どもたちが毎日通える学び場・居場所の運営を行いました。

 

コラボ・スクール

居場所機能を備えた学習支援と次世代教育
認定NPO法人キッズドア

仙台市・南三陸町の中高生向け無料学習会を実施
(年間415回の実施で、延べ5,369名が参加)

震災の影響を受けた世帯、経済的に困窮している世帯の中高生を対象に無料学習会を開催しました。
教科学習以外にもキャリア教育、体験活動、季節行事を行い、子どもたちが様々な人と交流する機会を設けました。また、進路相談や奨学金などの情報提供にも力を入れました。

 

居場所機能を備えた学習支援と次世代教育

ならはこどものあそびば開設と運営
認定NPO法人底上げ

ありのままのわたしを大切にできるあそびば

福島県楢葉町を拠点に、小中学生の創作活動のできる遊び場兼居場所「ならはこどものあそびば」を行っています。
大きなものを作りたい、宿題がわからないなど、誰かが困っている時はさっきまで見守っていた友達が助けてくれる。そんな光景が最近生まれ始めました。
大人が何かを教えるのではなく、どうしたら工夫して解決できるか。子どもたちが小さな壁に向き合っていくことを大切にしています。

 

ならはこどものあそびば開設と運営

スタディクーポン提供
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン

410名の子どもたちにクーポンを提供
大学生ボランティアは1,639回の面談を実施

岩手県・宮城県・福島県の経済的困難を抱える家庭の子ども410名に対して、地域の学習塾や習い事等で利用できるスタディクーポンを提供しました。また、大学生ボランティア95名が定期的に子どもたちの進路・学習相談を行いました(面談回数1,639回)。

 

スタディクーポン提供

Collabo×Station
NPO法人トイボックス

地域での子育てを3つの多機能型施設と遊びの機会づくりでサポート

多様な特性のある子どもたちの居場所がまだまだ不足している福島県南相馬市。1つの居場所と2つの多機能型児童クラブの運営を通じ、延べ8,133名の子どもたちに居場所・学習支援・交流と体験の機会の提供を行いました。子育てしやすいまちづくりに向けて、親子での外遊び体験をサポートするプレイパークを実施し、約300名が参加してくれました。

 

Collabo×Station

地域の人の知恵を活かし、
地域の力を引き出しつなぐ遊び環境づくり
認定NPO法人冒険あそび場 – せんだい・みやぎネットワーク

県内10カ所で遊び場づくり活動を支援
子どもが遊び育つ環境の拡充

子どもたちは泥遊びや水遊び、虫とりなどを通して、身近な屋外環境の中で遊ぶ感覚を少しずつ身につけています。遊び場を開催するなかで、異学年の子ども同士の交流が生まれたり、大人の想像を超える「やってみたい」を子どもが提案して遊んでいる姿も見受けられました。他にも勉強会の実施、自治体の遊び場や子育て環境の現状調査など、現場づくりに留まらない活動も行いました。

 

地域の人の知恵を活かし、地域の力を引き出しつなぐ遊び環境づくり

女川向学館
一般社団法人まちとこ

宮城県女川町で延べ6,142名に学びの支援と居場所を提供

宮城県女川町で、震災の影響を受けた子どもたちが安心して学ぶことのできる居場所と学びの機会を提供しています。
“子ども・若者の新しいスタートに伴走する生態系を創出する”ことをミッションに掲げ、子どもたちが小さなチャレンジができる場所、若者たちが「ただいま」と言える第三の居場所運営をしています。

 

女川向学館

高校と連携・協働して行う、高校生が地域で学ぶ教育活動
一般社団法人まちと人と

石巻の高校生578名が地域や大人とつながる
自由な探究活動をサポート!

高校生が地域の大人とつながり、相談しながら探究活動を行うプログラムの実施や身近な若手社会人と出会い対話することで将来を考えるキャリア教育の実施、地元で活躍する人や会社が掲載された“いしのまき探究図鑑”を作成し、授業で活用しました。地域とのつながりをつくりながら、自発的な研究や学習を促すことで、高校生の地元への愛着と自己効力感を育んでいくことができました。

 

高校と連携・協働して行う、高校生が地域で学ぶ教育活動

みんながホッとできる居場所づくり
NPO法人まなびのたねネットワーク

みんなで作って、みんなで食べる。
だんらんから生まれる安心した場とつながり

生きづらさや心の痛みを抱えた高校生や若者たちが集い、みんなで食事を作って食べたり、ものづくりや体験活動などを行いました。しゅろハウスに来ることで、小さな成功体験と失敗体験を繰り返し、助け合いながら生活力を高め、温かい人間関係づくりにつながっています。何より“笑顔と感謝の輪”が広がり、一人ひとりが自分らしく生きる道を見つけられるようになっています。

 

みんながホッとできる居場所づくり

福島県の実践型探究学習支援ネットワーク構築・強化
一般社団法人未来の準備室

延べ207名の福島の高校生が自分のテーマに出会い
探究活動を深める機会を提供

自分らしいテーマをもって探究活動ができる環境づくりとして、地域ボランティアを経験して自分のありたい姿に気づくマッチングプラットフォーム「うずうず」を立ち上げました。また、マイプロジェクト福島県事務局としても活動し、福島全県の幅広い地域の高校生が、自らのマイプロジェクトを表現し、ロールモデルから助言を受ける機会を設けました。

 

福島県の実践型探究学習支援ネットワーク構築・強化

子どもの希望と意志を育むための居場所と活動機会の創出
NPO法人みやっこベース

商店街のフリースペースを一新!
延べ150名の中高生に街中の居場所を提供

岩手県宮古市において、商店街の空き店舗に開設していた中高生向けフリースペース「みやっこハウス」を全面改装し、居心地がよく、新たな興味関心に出会える居場所として整備しました。オープンから2ヶ月で延べ150名ほどの中高生が利用し、スタッフとの対話を通して、自分や町の未来について考える機会となりました。また、みやっこハウスを拠点に「地域活動部」を開始し、延べ50名の高校生が地域のイベントやボランティア活動に参加し、地域への愛着を深めました。

 

子どもの希望と意志を育むための居場所と活動機会の創出