活動レポートの記事

【募集】2019年度ハタチ基金助成金
2019年4月8日

東日本大震災から8年以上が経過した現在も、震災に起因する課題を抱えながら生活をしている子どもたちが数多くいます。その中には支援の手が届かずにいる子どもも少なくありません。そのため、様々な専門性を持つ子ども支援団体が支援対象範囲を拡げ、継続的に活動を続けられるような体制作りが重要です。
よって公益社団法人ハタチ基金は「ハタチ基金助成金」を通じて、被災地にて子ども支援を行う団体の事業を支える助成金を交付し、被災地の子どもの育成を通じて復興に貢献いたします。詳細は下記の募集要項をご確認ください。

●募集について
2019年度ハタチ基金助成金募集要項

●申請書類様式
2019年度ハタチ基金助成金申請書
ハタチ基金経理処理体制確認書

●申請受付期間
2019年4月8日(月)〜4月22日(月)23:59 ※必着

●提出先(メールにてお送りください)
公益社団法人ハタチ基金 事務局 宛
メールアドレス:grant@hatachikikin.com

※本件に関する問合せ先
公益社団法人ハタチ基金 事務局 宛
電話:03-3330-0005  FAX:020-4665-3239
メールアドレス:grant@hatachikikin.com
*受付時間:平日9時〜18時

東日本大震災から8年を迎える大槌町の移り変わりと、学びの場の変化
2019年3月27日

ハタチ基金の助成対象である、認定NPO法人カタリバの「コラボ・スクール」活動報告をお届けします。


 

岩手県大槌町にて認定NPO法人カタリバが運営する、子どもたちの放課後の学びの場と居場所「コラボ・スクール 大槌臨学舎」。

3月に入り、岩手県大槌町でも暖かな日が差すようになりました。

 

■東日本大震災からの復興の様子

まもなく東日本大震災が発生してから8年。

町内は復興工事が進み、様々な場所が変わってきました。

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↑2018年6月にオープンした文化交流センター「おしゃっち」。

 

下の2枚の写真は、大槌町の中心にある「城山」から撮影したものです。

防潮堤や、中央の大きな建物「おしゃっち」など、道路や建物が整備された様子がよくわかります。

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2011年の大槌町。

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2018年3月の大槌町。

大槌町内では、自宅再建や、災害公営住宅への転居が進んでいる一方で、およそ400人弱の町民が、未だ仮設住宅に住んでいます(2019年2月現在、岩手県復興局生活再建課より)。

点在する仮設住宅団地の集約が行われることにより、仮設住宅からまた別の仮設住宅へ、引越しを余儀なくされる方もいます。

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こちらは、町内でも大きな盛土工事が行なわれている安渡地区。

現在、綺麗にならされた土地には、ようやく住宅が建設され始めました。

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2018年3月撮影。

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2019年3月撮影。

 

ここに立つ「木碑」は、2012年当時の男子高校生が地域の方々と共に建てたもの。

『大きな地震が来たら戻らず高台へ』という教訓は、地域の方々とともに話し合って決めました。

「朽ちる木碑を4年に1度の建て替えを行うことで、教訓を引き継ぎたい」という想いから、ここに建てられました。2017年に1回目の建て替えが行われ、次回の建て替えのために募金箱が設置されています。

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現在、大学生になった彼は、同じように自分の興味関心ごとについてプロジェクトを起こしている高校生の発表の場『全国高校生MY PROJECT AWARD2018岩手県大会』にて、審査員を務めました。

マイプロジェクトアワード岩手大会についての詳細は、こちら

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■大槌臨学舎の8年間の移り変わり

そんな町の変化とともに運営を続けてきた臨学舎。

臨学舎が開校したのは、2011年の12月。

当時は町内の集会所やお寺をお借りしてスタートしました。

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その後、プレハブの校舎を経て、2013年に現在の大槌臨学舎が完成しました。

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現在の大槌臨学舎の校舎。

 

 

震災から月日が経つと同時に、変化し続けてきた臨学舎。

子どもたちにとっても、臨学舎での過ごし方は勉強だけでなく、スタッフと話したり、マイプロジェクトをやったりと、多様な活動をするようになりました。

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スタッフだけでなく、ボランティアやゲスト講師としてたくさんの人がやってきます。

 

しかし、移りゆく中でも変わらず大切にしてきたことは、「子どもたちが安心・安全に学ぶことができる場であること」。

震災当時からめまぐるしく変化する町の中で過ごす子どもたちにとって、落ち着いて勉強ができ、放課後の居場所としての役割を変わらず担ってきました。

スタッフたち自身で検定や自習時に活用できる教材を揃え、子どもたちが自ら学習できる環境を整えています。

また、学習の進め方を身につけられるよう、手順を示す掲示物を作成するなど、主体的に学べるための工夫を凝らしています。

 

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検定教材を揃えているコーナー。

 

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学習のフローを示した掲示物。

 

こちらはスタッフがこれまでに見たワクワクする世界、心に残っている景色を子どもたちに紹介しているコーナー。

子どもたちのやりたいこと、好きなことを見つけるきっかけになるようにと、掲示を始めました。個性的な写真やスタッフの学生の頃の写真に、子どもたちは興味津々です。

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■激しい環境変化の中で、安心して学べる場所を

震災から8年目を迎える大槌町の子どもたち。

仮設住宅から本設の住宅への引っ越しや、学校も仮設校舎から新しい校舎への移動など、環境変化の激しい中で子どもたちは過ごしています。

そんな中で、自分のペースで学ぶことができ、全国各地から集まるスタッフと交流しながら、新たな世界を知ることができる。

大槌臨学舎は、設立してから変わらず大切にしている「子どもたちが安心・安全に学ぶことができる場」を、これからも子どもたちに届け続けていきます。

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【支援団体レポート】保育園での寄付の活用の仕方とは?(認定NPO法人フローレンス 小規模保育事業)
2019年2月26日

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ハタチ基金の助成対象である認定NPO法人フローレンス。

小規模保育園という事業で、ハタチ基金の寄付はどのように活用されているのでしょうか?

フローレンスからの活動レポートをご紹介します。

 


こんにちは。
わたしたちNPO法人フローレンスは、仙台市内で「おうち保育園」という小規模保育園を3園運営しております。
みなさまからいただいた寄付金は、この保育園での活動資金として活用しています。

「おうち保育園」は、0歳~2歳の乳幼児を対象とした12名~19名定員の小規模保育園です。

保護者や地域を巻き込んだ活動も多く、最近行った活動 ”もちつき会” では、
子どもはもちろん、保護者も大興奮でもちつきを楽しんでいました
保護者からはこんなコメントもいただいています。

“私も主人も初めての「おもちつき」だったので、子どもよりもはしゃいでしまいました。
娘も帰宅後、ぺったんぺったんとおもちをつく真似をしていました。親子で楽しい経験ができました。 ”

”普段は市販の餅を買って食べていたので、つきたてのお餅があんなにも美味しいなんてびっくりしました。
こども達も杵と臼を見る機会はなかなかないと思うので、とても良い経験になったと思います。 ”

おうち保育園では、子ども一人ひとりの個性や成長に合わせた日常の保育活動や季節を感じ五感を刺激するような遊びを行っており、
毎日子どもの笑顔や笑い声が絶えず、お迎えの時間になっても園に残って遊んでいく子どもたちが沢山いる、そんな保育園です。

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しかし、現在保育園に通っている子どもたちもその家族も、今は元気に笑顔で登園していますしお仕事もされていますが、
我々の園に申し込みをしてきて下さる方の中には、様々な理由から申込みをしても認可園に入れない、または申込みに行けない家庭も少なくありません。

ハタチ基金の寄付を利用し、現在、「おうち保育園」では専門の相談員(保育ソーシャルワーカー)を設置したり、
罹災証明のある家庭やその他の理由で保育料の支払いが困難な家庭への保育料免除を行ったりしています。

保育ソーシャルワーカーがいることで、保育園入園で困っている家庭の問い合わせがあった際、どういった受け入れやフォローが良いかを丁寧に話し合える環境が整いました。

その結果、

・保育園にご相談にいらっしゃったご家庭の大半が保育園入園が叶っています!!

・障害のあるお子さんは「おうち保育園」での保育園生活経験があることで、認可保育園に入る際にハードルがだいぶ下がったというお話しもいただいています!!

・沿岸部からこちらに引っ越しをされた方は、家族同居という理由で保育士数が低かったのですが、「おうち保育園」での保育料免除もあり入園が叶っています!!

ご家庭からは、毎回本当に沢山の温かい感謝やお礼の言葉をいただいています。

※対応事例がセンシティブなものが多く、ここで共有することができないことをお許しください。

みなさまからの寄付のおかげで、こういった地道ではあるけれども必要な活動が継続できています。

子育てや育児の課題、困りごとは、その家庭ごとに性質や内容、起因が異なります。
だからこそ、保育ソーシャルワーカーの存在は本当に大きいのだとということを、この1年実施してきて切に感じています。

これからも、「おうち保育園」に関わる子どもたちとその保護者の一助になれるよう邁進して参りますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

仙台のおうち保育園についてはこちら

https://mirai.florence.or.jp/news/3787/

ハタチ基金のご支援はこちらから

https://www.hatachikikin.com/lp/

助成先に新しく加わった「NPO法人キッズドア」の想い【支援団体レポート】
2018年12月27日

2018年度から、ハタチ基金の助成先に新しくNPO法人キッズドアの事業が加わりました。

宮城県の被災地域における、学習スペースと受験指導の運営です。

 

東北事業部長の對馬さんに、東日本大震災の被災地でキッズドアが事業を始めたきっかけ、これからの社会に対しての思いなどを伺いました。

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〇キッズドアさんが被災地で子どもの支援を始めたきっかけはどんなことでしたか?

 

キッズドアはもともと東京で子どもの学習支援などを行ってきました。震災後の2011年4月、東北の子どもたちのためになにかできることはないかと思い、スタッフが沿岸を回っていました。ちょうどその時に、被災した南三陸町戸倉小学校が、内陸の学校を間借りして新学期をスタートしたんです。

 

学校が再開したとはいえ、各地で避難所生活している子どもたちは、スクールバスなどで通っており、学校以外で友達とお話したり遊ぶ場もなく、震災後の緊張状態によるストレスを発散できずにいる状況でした。

 

そこで誰かが子どもに寄り添い、話をきく場が必要だと考え、戸倉小学校で子どもたちの学習と遊びを支援する放課後学校を始めたのが、キッズドアの最初の取り組みです。

戸倉小学校での支援実績を信頼していただき、近隣の中学校、高校の支援に取り組みが広がってきました。現在は、南三陸町志津川高校内に学習支援センターを設け、高校生や中学3年生の学習支援などを行っています。

 

同時に、震災直後から仙台に事務所を設置し、被災地沿岸から引越ししてきた中学校3年生のための受験指導「タダゼミ」を開始しました。寄付を原資に、無料で受験指導を提供する事業です。多くの東北大の学生さんたちが協力を申し出てくれ、今では、居場所機能をもつ自習学習スペース「Sリビング」、芋煮会・合宿研修などの体験活動、保護者からの相談への対応など、様々な活動を行っています。

 

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〇継続的に被災地の子どもの支援をすることで、変わってきたことはありますか?

 

ここSリビングには3年、4年と継続的に通ってきている子どもが多いです。学校でもなく、家族でもなく、第3の居場所が彼らにとって精神的な安定になっていると感じています。

 

一方、最近気になることは、発達障害、引きこもり、不登校の問題です。ご両親からの問い合わせや、そうした問題を抱えながらここに通う生徒さんも増えてきています。子どもの支援を行っている他の団体も同じような状況だと聞いています。

〇キッズドアさんが被災地での子ども支援を通して目指す社会の姿はどんなものでしょうか?

 

被災地をひとくくりに伝えるのは難しいですが、誰かのことを他人事ではなく、自分事として考えられるような社会です。お互いに手を取り合って若者を支援すれば地域が活性化されると思っています。様々な理由で環境に恵まれない子は、周囲のサポートが必要です。それができる社会の仕組みが必要だと考えています。

 

私たちは学習支援をしていますが、それはきっかけのひとつで、スタッフはその先を見据えて子どもたちに接しています。勉強だけでなく、普段出会わない人と会話すること、経験したことのない体験を幅広くしていくこと。そういったことを通して、子どもは成長していきますよね。10代の時だからこその感動、憧れ、経験にいっぱい出会って欲しいと願っています。

 

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■ハタチ基金への支援はこちら

https://www.hatachikikin.com/lp/

■NPO法人キッズドアについてはこちら

http://kidsdoor-fukko.net/

長く厳しい7年を越え、ようやく戻り始めた子どもたちの声【活動レポート】
2018年11月7日

ハタチ基金の支援事業の一つである「みなみそうまラーニングセンター」は、まだまだあらゆる業種で人材不足が続いている福島県南相馬市にて、発達障がいなど様々な課題を抱える子どもたちへ学習支援や心理ケアを行う施設です。

また同施設内には、小規模保育施設「はらまちにこにこ保育園」が併設され待機児童解消に向け活動しています。今回はその様子についてお伝えします。


<はらまちにこにこ保育園から>

8月22日に『にこにこ夏祭り』を行いました。
朝からうきうきわくわくの子どもたち。シールラリーのカードを首から下げてまずはお買い物へ♫

クレープ屋さん、わたあめ屋さん、リンゴあめ屋さん、ヨーヨー釣り、色んなお店がありました!

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りんご飴ひとつください♪

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<みなみそうまラーニングセンターから>

文部科学省委託事業として、発達障がいなどの様々な課題を抱える子どもを含めた地域のサードプレイスとして、学習や生活支援を幅広く行っています。

被災地域での除染作業が終わり放射線量も下がり安定していることから学校への登下校を歩きで通う児童が増えました。長く厳しい7年を超えようやく子どもたちの声が再び戻りはじめています。

不登校気味だった児童は「ラーニングセンターは楽しいから行く」と通いはじめ、少しずつ人と関わることに自信を取り戻し、今年度からは学校に通いはじめています。また、これまで自分の感情を言葉で表現することが苦手で進学を諦めていた生徒も高校入学を果たすことができたことは、スタッフ一同喜びの一幕でした。

文部科学省の緊急スクールカウンセラー等派遣事業で、南相馬市内14ヶ所の放課後児童クラブを訪問し、児童への心理ケアや学習支援をおこなってきました。南相馬市教育委員会との連携により、南相馬市の不登校児童支援生徒数は全国や他の被災地の平均を大きく下回ったのは大きな成果です。

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ただ人材不足のため専門人材を募集しても殆ど応募がないという状況は依然続いています。そこで法政大学現代福祉学部 湯浅誠教授にご協力いただき、子どもの放課後の学習支援に適した人材を地域や学生から掘り起こし、子どもの放課後の環境を整えるための調査研修を南相馬市で実施しました。この取り組みでは実際に法政大学の学生にみなみそうまラーニングセンターの支援や一緒に放課後児童クラブ訪問を行う活動にご参加いただきました。法政大学の皆様来訪いただきありがとうございました。

図3

震災による精神的な傷により、本来発達障がいではないはずの子ども達にも発達障がいに近い行動や発達の遅滞などがみられるという状況も見受けられます。まだまだ子どもとその家族の方々への継続した支援を行っていきたいと考えています。

子どもにとって、安心できる場所ができることは、そのまま親の安心感につながります。安心で安全な、子どもの居場所づくりに、これからも取り組んでいきたいと思っています。


 

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家庭の悩みにより深く寄り添う保育園を目指して【活動レポート】
2018年10月9日

ハタチ基金の助成対象である認定NPO法人フローレンスは、仙台市内で「おうち保育園」という小規模認可保育所を運営しています。

おうち保育園仙台の最近の様子について、ご紹介いたします。


フローレンスが運営する「おうち保育園」は、0~2歳の乳幼児を定員12名以上22名以下という少人数でお預かりしています。

現在、仙台市青葉区には「おうち保育園」を3園運営しています。

そんな「おうち保育園」では、親子の笑顔をさまたげる社会課題に向き合い、伴走してゆくべく、現場スタッフが日々奮闘しています。

2017年度から始まった「保育ソーシャルワーク」の取り組みにおいては、仙台支社に「保育ソーシャルワーカー」を配置し、現場スタッフとともに親子が抱える様々な問題に取り組んでいます。

昨年から始まったこの取り組みですが、卒園した保護者の方からは、SNSを通して大変あたたかな言葉をいただきました。

一部抜粋して、ご紹介いたします。

**********(ここから抜粋)***********

初めまして?仙台のおうち保育園に通っていた者です(*^^*) とても感動したので感謝をお伝えしたいと思いメッセージを書いています。

……おうち保育園さんへ通いはじめてから、園長先生を初め先生方が良いところをたくさん褒めてくれて伸ばしてくれたお陰で言葉も3語文話せるようになったり、お友だちに優しくしたり、おもちゃを貸してあげたりと、家では絶対に喧嘩になるか泣き叫んでしまってたのに、落ち着いて過ごせるようになったのが本当に嬉しかったです。

お散歩も毎日連れていってくれ、嫌な顔せずにフォローして頂き心から感謝しています。こんなに素敵な先生方にもっと早くから出会いたかったです?愛情を持って温かく関わってくれ何より他の子と同じように接してくれたのが救いでした。本当にありがとうございました。

今日は二人とも最後の登園でした。 先生方が作品集を作ってくれていてメッセージも細かく書いてくれていて感激しました。帰宅してからじっくり読んでいたら涙が溢れました。本当に寂しいです。

(中略)おうち保育園を作ってくれて本当に本当にありがとうございます?
先生方に感謝を伝えましたが、是非この活動を続けてください。 仙台にも病児保育が出来るのを期待しています。

***********(ここまで)**********

育児の悩みは本当に人それぞれ。そして、パッと見てわかるものばかりでもありません。

おうち保育園では、お迎え時などの小さな時間でも、一日のこどもの様子をお伝えしながら、小さなきっかけも見逃さないよう、細かなコミュニケーションを大切にしています。

 


 

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学習クーポンを、「習い事」でも利用可能にしている理由【活動レポート】
2018年8月6日

ハタチ基金の支援団体の一つである公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン(以下CFC)は、世帯の所得による学習機会の格差をなくすため、経済的に苦しい家庭の子どもに学校外教育バウチャーを提供し、学びの機会を作り出しています。

そんなCFCのクーポンは、学習塾だけでなく、スイミングやピアノといった「習い事」にも使うことができます。その理由とは?

CFCのブログ記事からご紹介します。


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「CFCのクーポンは、なぜ学習塾以外にも使えるんですか? 習い事は贅沢だと思うのですが・・・」

日ごろ活動をしていて、このような質問をいただくことがあります。

こんなとき、CFCは習い事等による【非認知能力の向上】の話をすることが多いです。非認知能力とは、学力以外の力、例えば、やり抜く力や勤勉性などを指していて、非認知能力と将来の所得との相関は、近年研究でも明らかになっています(参考「非認知能力と子どもの貧困」)。

ただ、活動をしていて、子どもたちの状況は本当に様々で、理屈だけでは表現しつくせない点が多いと感じます。今回は、あえて事例をもとに、学習塾以外の学校外教育の重要性をお伝えしたいと思います。

■子どもの多様性とニーズの多様性

知っている方も多いと思いますが、じっとしていられない、コミュニケーションが苦手、読み書きが極端に苦手・・・そんな発達の凸凹を「発達障害」と言います。

以前、発達障害のある中学2年生の男の子の保護者さまから、こんなお手紙をいただいたことがあります。

現在、息子は、クーポンを利用してスイミングを習っています。息子には、障害があり、友達も作れず、療育も途切れてしまいましたが、スイミングは彼の居場所の一つとなっています。本人も私も不安ですが、勉強も頑張ろうと話しています。夢に少しでも近づければ嬉しいです。

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このほかにも、発達障害のあるお子さんの保護者さんからは、様々な声が寄せられています。

「ピアノを習うようになって、最近は1曲ひく間、じっと座っていられるようになりました」

「手に職をと思い、思い切ってパソコン教室に通ってみることにしました。興味を持ってくれてよかったです」

このような声を聴いていると、「子どもが教育事業者を選べる」というクーポンの仕組みが、うまく活かされていることを嬉しく感じるとともに、子どもたちは本当に多様で、ひとりひとりの成長には、学力の向上だけでなく、様々なニーズがあることに改めて気づかされます。

■習い事自体に特別な想いを持っているケースも

また、子どもが習い事自体に特別な想いを持っているケースもあります。

宮城県に住んでいる高校1年生の女の子は、東日本大震災での被災でお父様を亡くされました。彼女は現在、クーポンを使ってピアノ教室に通っていますが、ピアノを始めたのは、亡くなったお父様がピアノを弾いていた影響があったそうです。

そんな彼女は、「私にとってピアノは嫌なことを忘れることが出来たり、気分転換になったりと、生活に欠かせないことだし、夢中になれること」と表現しています。将来はどんな形でもいいから、音楽に関わる仕事につきたいと言っています。

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背景こそ知らなければ分からないことですが、習い事自体が、子どもたちの心を支えるものにもなりうるのだと気づかされた一例でした。

■信頼できる大人との出会いが支えになる

CFCのクーポンを使っているお子さんではありませんが、子ども向けの自然体験活動(キャンプなど)を企画している団体の方から、以下のような話を聞いたことがあります。
「小学生のころ、よくキャンプに参加していたAくんは、中学に進学し、不登校になりました。しかし、ある日、Aくんは突然「小学生の時に参加していたキャンプのリーダー(活動中に面倒を見てくれるお兄さんお姉さん)に会いたい」と言いだしました。団体のスタッフが早速Aくんに会いに行ったところ、Aくんはとても喜んでくれました。それから、団体は継続してAくんの様子を見守っています」
この話を聞いて、Aくんにとって、キャンプで自分の挑戦をいつも応援してくれる大人がいたこと、そして、その人たちがピンチの時に駆けつけてくれたことは、このさき本当に大きな励みになるだろうと感じました。

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加えて、子どもに変化が起きたとき、家族だけで抱え込まないことは大切です。家族ががんばりすぎた結果、体調を崩したりして、事態を複雑で深刻にしてしまうことがあるからです。この意味でも、この団体が家族とかかわりを持ち続けることは重要だと思います。
今回ご紹介したのは、発達障害のある子どもや、親御さんを亡くされた子ども、不登校の子どもなどのケースのため、あくまで特殊な事例だと思われるかもしれません。ですが、実はどんなお子さんでも、ひとりひとり特性や背景は異なり、状況もニーズも様々です。

そんな多様な子どもたちが自身の状況に合わせて、クーポンの利用先を自由に選び、生きていく上での肥やしとなる経験ができるよう、これからも活動を続けていきたいと思っています。

 


 

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小学生の授業改革!?「全員でやる!」と決めた大槌の子どもたちによる英語朗読【活動レポート】
2018年7月12日

ハタチ基金の支援団体の一つである認定NPO法人カタリバが運営するコラボ・スクールは、東日本大震災で被災した子どもたちのための放課後学校です。

地震による被害が最も激しかった地域のひとつである 宮城県女川町と岩手県大槌町の2地域で運営。

震災により落ち着いて学ぶ場所を失った子どもたちに、 学習支援と心のケアを行っています。

今回のメルマガでは、コラボ・スクール大槌臨学舎での、小学生のとあるチャレンジについてご紹介します。


初夏の陽気を感じつつも、朝晩は肌寒い岩手県大槌町。

新学期にも慣れてきた4月下旬のある日、カタリバが運営する放課後学校「コラボ・スクール大槌臨学舎」に、4年生が緊張した様子でやってきました。

なぜなら、今日は子どもたちが約2ヶ月間、「全員で取り組んできたこと」を発表する日だからです。

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その全員で取り組んできたこととは、「みんなで英語で朗読すること」。

このプロジェクトは、遡ること2ヶ月前、2月から始まりました。

たくさんの英語の絵本の中から、全員で話し合った結果、「ファインディング ニモ」を朗読することに。

まずは日本語で物語を理解してから、全員で役割を決めました。

役割は、主人公、友達、お父さん、ナレーターまで様々。
役割を決めた後は、それぞれ英語のセリフを練習を重ねていきました。

最後の練習日では、それぞれが役になりきるためにお面をつくり、準備万端な様子です。
そして迎えた本番。

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5・6年生をゲストに迎え、いつもの教室は、一気にステージに立ったかのような緊張感。

「This is the story of Nemo’s amazing adventure.」

「Dad! Hurry up! Let’s go to school!」

………
終わると、大きな拍手と共に、全員の顔が明るくなりました。

実はこの授業を子どもたちが一生懸命に取り組めたのには、子どもたち自身が、以前このクラスの目標を立てたことが背景にありました。
「楽しくて思いやりのあるコラボ」

「仲良く明るいコラボ」
今でも教室に掲示してある、自ら生み出した言葉。

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思いやりがあって仲の良いクラスにしたいから、全員で協力して朗読をする。

楽しいクラスにしたいから、楽しいお話を読んで、本番にはお面をつけよう。
そんな思いから始まったこの授業は、まさに授業を自分ごと化して、主体的に取り組めていたように感じます。

そして、今回の英語の朗読は、子どもたちにとても良い変化をもたらしているようです。

例えば、互いに「この子はこういう子だから」とこれまであまり話さなかった同士も、朗読を通して新たな一面が発見でき、互いに一歩近づけた様子でした。
自分たちの授業を、自分たちでやってみること。

これからも、またどんな「やりたい!」がでてくるのか、楽しみです。

■大槌臨学舎のブログはこちらから
https://www.collabo-school.net/news/otsuchi/2018/06/04/22513/

 


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初めての卒園式であふれる笑顔【活動レポート】
2018年6月11日

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ハタチ基金の支援事業の一つである「みなみそうまラーニングセンター」は、いまだあらゆる業種で人材不足が続いている福島県南相馬市にて、発達障がいなど様々な課題を抱える子どもたちへ学習支援や心理ケアを行う施設です。

また同施設内には、小規模保育施設「はらまちにこにこ保育園」が併設され待機児童解消に向け活動しています。今回はその様子についてお伝えします。

■はらまちにこにこ保育園から■

地域の要請に応える形で2017年4月に開園した、はらまちにこにこ保育園。この1年、南相馬市と協働で、安心して子育てができる環境作りに取り組んできました。

3月31日、保育園開設からはじめての第一回卒園式が行われ、二人の園児がここから元気いっぱいに巣立ってくれました。

式典には南相馬市 田林信哉副市長、太田淳一市議会議員が列席され、温かい祝辞を頂くことができました。園児も先生も親御さんも少し緊張の様子ではじまりましたが、卒業証の授与がはじまると胸が一杯になり、涙に包まれた感動の卒園式となりました。

開所以来、親御さんから「子どもの社会性が身についてきた」「給食が美味しく、食べものの好き嫌いが減った」などといった声をいただいています。

先生やスタッフも、これまで毎日子ども達のために駆け回ってきたことが本当に身を結んだ気持ちになり、一緒になって成長を見守れることがどんなに幸せかと感じることができました。今後も「一歩ずつ未来へ!笑顔が育つ保育園」を目指し、あたたかで丁寧な保育に取り組んでまいります。

■みなみそうまラーニングセンターから■

文部科学省委託事業として、発達障がいなどの様々な課題を抱える子どもを含めた地域のサードプレイスとして、学習や生活支援を幅広く行っています。

南相馬市の復旧・復興はまだ道半ば。依然として人材不足が続いている状況です。そんな仲でも、ラーニングセンターでは、各放課後児童クラブに学習支援員を派遣し、個別支援が必要な児童にはセンターでの支援を行っています。

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放課後児童クラブでは、支援員の人数が少ない中で、数多くの児童のケアをしています。支援員の方は課題を抱える児童の対応で日々悩みながら活動を続けてきました。

そこで法政大学教授 湯浅誠先生や、福島大学 子どものメンタルヘルス事業推進室 特任准教授 髙橋紀子先生(世界の医療団様より派遣)にアドバイザーとして参加していただいたり、全国から大学生にも参加いただいて、連携しながら子どもたちの放課後環境の充実を整えています。

子どもたちの心のケアを目的とした文部科学省委託「緊急カウンセラー事業」等も行っています。子どもと一緒に過ごす中で、学習のつまずきが生まれることで自己肯定感の低下につながるということがわかってきました。そこで、放課後の時間を使って学習の底上げに重点を置いて取り組んでいます。

こういった、一人ひとりのこども達に合わせた支援ができるのも、ハタチ基金からの助成、そしてハタチ基金に寄付してくださる皆さんのご支援があってこそです。

子どもにとって、安心できる場所ができることは、そのまま親の安心感につながります。安心で安全な、子どもの居場所づくりに、これからも取り組んでいきたいと思っています。

 


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保育ソーシャルワークと被災地支援のための保育園
2018年5月7日

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ハタチ基金の助成対象である認定NPO法人フローレンスは、仙台市内で「おうち保育園」という小規模認可保育所を運営しています。

おうち保育園仙台がチャレンジする、保育を通した新しい取り組みについてご紹介します。

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フローレンスが運営する「おうち保育園」は、0~2歳の乳幼児を定員12名以上22名以下という少人数でお預かりしています。

待機児童問題は東京など大都市圏だけの問題と思われがちですが、東北の中心部である仙台市でも震災以降、待機児童数が全国3位にまで増え、2017年10月時点の待機児童数は594人に上っています。

そんな仙台市で、これからの東北を担っていく子どもたちの成長と、働けずにいる保護者をサポートしていきたい。

そうした思いから、仙台での「おうち保育園」は始まりました。

2017年春に開園した、3園めとなる「おうち保育園かしわぎ」では、2年めを迎え、年度途中の入園申し込みも順次寄せられているところです。
そんな「おうち保育園かしわぎ」では、今季、2つの大きな取り組みを行っています。

一つは、2017年度から始まった「保育ソーシャルワーク」のとりくみです。

震災から6年が経過し、私たちは、今の被災地が「物質的な復興」が必要なフェーズから、壊れてしまった家族の笑顔を取り戻す「こころの復興」に移り変わっていることを、保育園に通う親子の笑顔を通して感じています。

フローレンスは、保育園に通えば、親子に伴走して、子育てをともに実りある笑顔あふれるものにしていく「保育ソーシャルワーカー」を支社に配置し、現場との関わりを具体的に進めています。

「保育ソーシャルワーカー」は、まだ日本にない仕事です。

ですが、この取組に現スタッフが参画し、具体的な対応をこれから始めていきます。

この新しい取り組み「保育ソーシャルワーク」の実践を通して、より困難な状況にある仙台市の親子の笑顔を取り戻せるよう、地域の力を結集できる仕組みづくりを進めていきます。
もう一つは、被災地支援のための保育園、を明確に打ち出す取り組みです。

仙台市の認可保育園には、東日本大震災で被災した罹災証明書を交付された家庭の子どもは、保育料の減免を受けられる制度があります。

しかしながら、この制度には「市内に居宅がある持ち家または借家」などの要件があるため、例えば東北の他の地域で家を失い、働き口を求めて仙台市に転居してきた方などは対象になりません。

そこでフローレンスは、この制度の不備を解消する被災地支援事業の一環として、「どこの」「どのような内容の」罹災証明書をお持ちの方でも、おうち保育園かしわぎ利用時の保育料を無料とすることにしました。
今、ホームページで園児募集を行っています。

経済的に困窮し、市街地に移り住んだ対象家庭にとどくよう、 お知らせを強めていきます。

<おうち保育園かしわぎ について>
仙台市のおうち保育園「かしわぎ園」

 

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