被災地での活動

ハタチ基金は現地のニーズをフィードバックしながら、2011年からの20年間、被災地の子どもたちに必要な支援活動をサポートいたします。
サポートした支援団体の活動内容は下記をご覧ください。

現地での支援を終了している活動もございます。
最新の活動レポートはレポート記事でぜひご覧ください。

子どもたちが自ら成長する力を育むためのKIZUKIT BASE
一般社団法人イトナブ石巻

延べ1,164名の子どもたちへデジタル技術に触れるきっかけを提供

KIZUKIT BASEは「子どもたちの居場所づくり」と「学ぶきっかけづくり」を重視しています。2024年度は延べ1,164名にデジタル技術と出会う機会を提供しました。子どもたちはプログラミングやゲーム制作などを楽しみ、論理的思考力や創作力を育んでいます。また、それぞれの知識を教え合うことで、他者との関係を深めています。こうした体験を通じて、子どもたちに「未来を切り拓く姿勢」が備わるよう日々の活動に寄り添っています。

 

子どもたちが自ら成長する力を育むためのKIZUKIT BASE

居場所機能を備えた学習支援と次世代育成事業
認定NPO法人キッズドア

中高生向け無料学習会を実施
(年間224回、延べ2,932名が参加)

経済的困難を抱える家庭の多い仙台市にて、中高生向けの無料学習会を実施しました。学習支援以外にも、キャリア教育、体験活動、季節行事などを行い、様々な人と交流する機会を提供しました。また、進路相談や奨学金などの情報提供にも力を入れました。2024年度はキャンプ体験やIT教育支援にも取り組み、多方面から学びを支援しました。外国ルーツの生徒への就職支援や通信制高校に通う生徒への学習支援等、多様なニーズにも柔軟に対応しました。

 

居場所機能を備えた学習支援と次世代育成事業

ならはこどものあそびば事業
認定NPO法人底上げ

「こころが動く」を大切にできるあそびば

幼児や小学生の子どもたちが集う遊び場兼居場所「ならはこどものあそびば」の活動を行っています。自分の『きもち』を大切にすることをテーマに、創作活動や遊びを通しての自己表現を見守っています。うれしい・たのしい・いやだ・かなしいなど、いろんなきもちをそれぞれが表現し合い、子どもたち同士、工夫をしながら自分らしくいられるように日々過ごしています。

 

ならはこどものあそびば事業

スタディクーポン提供事業
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン

362名の子どもたちにクーポンを提供

経済的困難を抱える家庭の子ども362名に対し、学習塾や習い事で利用できるスタディクーポンを提供しました。クーポンを受け取った92.3%の子どもが実際に利用し、新たな学びにつながりました。また、月に一回、大学生ボランティアが面談を実施し、クーポンの利用や進路、さらには日常生活における困りごとまで、幅広いサポートを行いました。面談により、希望進路の実現のほか「自分の気持ちを人に伝えやすくなった」など子どもたちの心理的負担が軽減する副次的効果も見受けられました。

 

スタディクーポン提供事業

子どもたちが多様な人との関わりや体験活動を通じ、
安心できる関係を築く拠点づくり
NPO法人TEDIC

年間117回開催!3拠点でつながる子ども・若者と地域の大人

「心身のケア」「豊かな食生活の支援」「自由な環境の提供」などの特色ある3つの拠点を運営しました。子ども若者が利用する中で、今まではなかった関わり合いが生まれ、新しいことにチャレンジする姿もありました。さらに、積極的に地域の大人に向けて研修会の開催や拠点参加の声がけをしたことで、子ども若者と地域の現状に向き合い、この地域でどのように子ども若者を応援していけるのか考えるきっかけをつくることもできました。

 

子どもたちが多様な人との関わりや体験活動を通じ、安心できる関係を築く拠点づくり

子どもや子育て世帯への支援を行政・地域と連携して実践するまちづくり
NPO法人トイボックス

放課後児童クラブ含む子どもの居場所を3箇所運営
親子体験イベントを開催(500名以上の親子が参加)

毎年行っている南相馬キッズフェスタを今年も開催しました。巨大ダンボール迷路の設置や地域の方々を講師に招いたワークショップを6種類から10種類に増やすなど、規模を拡大しました。キッズフェスタを通して、保護者との接点が生まれ、居場所拠点の認知度も広がり、徐々に問い合わせ件数も増えています。子どもの居場所事業では、日々の見守り・遊び・学習のサポートに加え、野菜作りやしめ縄作りなど、体験活動も積極的に行いました。

 

子どもや子育て世帯への支援を行政・地域と連携して実践するまちづくり

にじいろみんなの居場所プロジェクト
NPO法人にじいろクレヨン

アートと農園を活かした居場所づくり(181回開催、延べ2,297名が参加)

アート活動では、子どもたちが自由に過ごし、思い思いの表現を楽しんでいます。最初は絵を描くのが苦手だった子が、1年後には「見て見て!」と自信満々に作品を披露する姿も見られました。畑では、野菜を育てたり、焚き火でマシュマロを焼いたり、友達を誘っておにぎり作りに挑戦したりと、笑顔あふれる時間が広がりました。子どもも大人も自然に助け合いながら、安心して挑戦できるあたたかな居場所が育まれています。

 

にじいろみんなの居場所プロジェクト

子ども・若者の「学ぶ」を創出する居場所、女川向学館
一般社団法人まちとこ

延べ10,000名以上に学びと支援と居場所を提供

女川向学館は、女川町の子ども・若者が安心して学び、成長できる『サードプレイス』を提供しています。町内の小中学生の50%以上が利用し、学習支援に加え、工作イベントや企業連携のキャリア学習プログラム、野外体験活動など、多様な学びを届けています。大学生インターンや地域ボランティアの協力のもと、子どもたちの日常を支え、非日常の体験を提供することで、地域に根ざした活動を展開しています。

 

子ども・若者の「学ぶ」を創出する居場所、女川向学館

高校生の「自己実現力」を育む活動
一般財団法人まちと人と

高校生延べ954名に学校内外を通して自己実現できる機会を提供

高校の総合的な探究の時間の授業を通して、延べ823名の高校生に地域と自分自身の興味関心を結びつけ、挑戦できる機会をつくりました。また、授業外での自主的な挑戦ができる地域ボランティア「まきボラ」に延べ131名の高校生が参加し、日常的に地域とつながる機会を提供しました。授業内外を通して高校生が主体的に地域と関わり、「自分のやってみたい」を突き詰めるとともに、次の一歩を踏み出すきっかけとなりました。

 

高校生の「自己実現力」を育む活動

子どもの好奇心を育む放課後プログラム 放課後たんけん
一般社団法人まるオフィス

子どもたちが身体を動かし、地域に飛び出し、放課後を思いっきり楽しむ!(33回開催、延べ1,157名が参加)

基礎体力の向上やコミュニケーション能力を育む「運動あそび」と地域に飛び出して五感を使った体験をする「地域たんけん」の2軸で「放課後たんけん」を運営しました。運動あそびでは風船バレーやしっぽとりなど、全学年が全力で楽しめる運動を行いました。地域たんけんは地域の方の協力のもと、食べられる野草探しや果物の収穫のほか、落ち葉等を使用したてぬぐいづくりも開催しました。地域の中で小学生が思いっきり遊べる環境をつくることで、探究心の基礎となる好奇心の“種”を育てていきます。

 

子どもの好奇心を育む放課後プログラム 放課後たんけん

子どもの希望と意志を育むための居場所づくりと段階的な体験活動および地域活動支援事業
NPO法人みやっこベース

延べ1,641名の子どもたちに居場所を提供
延べ169名の小学生の体験機会を創出

子どもたちが自由に過ごすことができるサードプレイス「みやっこハウス」を運営しました。延べ1,641名の子どもたちが訪れ、様々な人との交流などから、家や学校とは異なる日常を楽しみました。小学生向けには「みやっこファーム」「みやっこネイチャークラブ」「みやっこおしごと探検隊」などの体験プログラムを開催しました。延べ169名の子どもたちが自然や産業など宮古市内の豊富な資源を楽しみながら体験し、好奇心や挑戦心、地域への愛着を育む機会を作ることができました。

 

子どもの希望と意志を育むための居場所づくりと段階的な体験活動および地域活動支援事業

~高校生による本質的な地域課題解決の伴走モデル構築~
一般社団法人未来の準備室

延べ115名の高校生がボランティアに参加し社会へのアクションを起こす!

地域活動マッチングプラットフォーム「うずうず」の体験から本質的な地域課題解決プロジェクトを生むことを目標に、30種類115人のボランティア活動を支援しました。単なるボランティアだけでなく、専門家を呼んだ体験型ワークショップや、先輩や地域の方の“マイプロジェクト”に出会うきっかけを通して、自らの課題意識や好きなことから探究活動を始める高校生の伴走支援を行いました。

 

~高校生による本質的な地域課題解決の伴走モデル構築~