h1

活動レポート
2019.10.25 学習や集団生活が困難な子ども達に、放課後の心のケアと学習支援を~10月報告~

ハタチ基金の助成対象であるNPO法人トイボックスから、支援者の皆さまへのメッセージが届きましたのでご紹介します。

ハタチ基金メルマガ用写真①

(写真:遊びの時間に工夫したわいわい風船リレー♪)


 

発達障害や不登校など様々な課題を抱える子どもたちの居場所として、みなみそうまラーニングセンターを運営しています。センターでは、子どもたちひとりひとりに合わせた学習、生活支援を行なってきました。

不登校で人と関わることがほとんどなかった子供たちは、センターのスタッフや友達と関わりを持つうちに「センターではスタッフや友達と遊べて楽しい。」とセンターに通うことが楽しみになり、徐々に人との関わり方が身に付いてきています。

2019年4月から錦町児童クラブをみなみそうまラーニングセンター内に開設し、待機児童解消と、障がいの有無に関わらず子どもひとりひとりを大切にしながら丁寧な支援が可能な複合型児童支援施設を運営しています。

ハタチ基金メルマガ用写真③

(写真:相馬広域こころのケアセンターなごみ』さんの協力のもとフルーツポンチ作りイベント)

錦町児童クラブでは、挨拶、掃除と言った生活習慣を身につけることや、学習支援、ワクワクできるレクリエーションなどを通して、生きる力を身につけられるよう、楽しく豊かな時間を提供しています。
スタッフから提案したレクリエーションだけではなく、遊びの時間には、子どもたちが遊び方やルールを自分たちで発案し、必要であればスタッフからのアドバイスも取り入れながら、みんなで安全に仲良く遊べるよう工夫している様子が見られます。

また、1日のスケジュールの中で、宿題の時間、片付けの時間、掃除の時間など、スタッフの声掛けに沿って子どもたちが時間を守りながら上手に遊んでいます。入ったばかりの頃に、挨拶、片付け、掃除など、苦手なことがあった子どもたちもスタッフがひとりひとりに向き合っていくことで、できることが増えていっています。

保護者の方々からは、「子どもを放課後、一人で家に留守番させるのは心配なのでとても助かっています。」、「児童クラブで宿題が終わっているので、家庭では親子で楽しく過ごせる時間が増えて嬉しい。」といったお声をいただいています。

 

ハタチ基金メルマガ用写真②

(写真:工作に夢中!この日はダンボールでダイドードリンコさま提供の自動販売機づくりを)

また、発達障がいなどの課題を抱える子どもだけでなく、震災の影響で発達障がいと似た症状になり学習や集団生活が困難な子どもたちもいます。そういった子どもたちに、放課後も心のケアと学習支援を目的に市内の放課後児童クラブの巡回訪問を行なってきました。

徐々にですが、公設民営のかたちで安定した運営ができるように取り組んで行こうと考えています。

しかし、地域の慢性的な人材不足のため大阪や全国からの支援人材に頼らざる得ない状態が続いています。引き続き支援者の皆様の協力を仰ぎつつ、並行して地域の人材の掘り起こしと人材の育成の仕方を調査研究していこいうと思います。

今後とも皆さまからのご支援があれば幸いです。
引き続きよろしくお願いいたします。


 

■ハタチ基金ご支援の方法について

▼呼びかけ人(毎月の継続寄付会員)として毎月支援する
https://www.hatachikikin.com/shien/personal

▼都合に合わせて都度支援する
https://www.hatachikikin.com/shien/tudo/donate