被災地からのメッセージ

子どもが小さくて、除染された公園でも放射能が不安で、なかなか外で遊べないのですが、こういう所があってすごく助かっています。ありがとうございます。(来園者様)
初めてパークに遊びに来られた時には、お子さんも親御さんも緊張されていたりしますが、私達パークリーダーと挨拶を交わしたり、イベントに参加されることで、パークの楽しさを感じて頂いています。また、お子さんが初めてひとりでおもちゃで遊べたり、ひとりで靴下が履けるようになったりとお子さんの成長を親御さんと一緒に感じることが出来ます。(パークリーダー)


来園者様、パークリーダー / ふくしまインドアパーク

通う前はとても不安だったのですが、いつの間にかみんなと仲良くなれました。嫌いだった宿題は、集中してできるようになり、自分で解ける問題が増えました。宿題の後、ここで友達と思い切り遊ぶことが楽しくて仕方がありません。先生たちと楽しくおしゃべりをしたり、旅行に行ったり、公園に遊びに行ったり、学校とは違う楽しさがたくさんあります。ぼくは、大人になったら、ラーニングセンターの先生になって、勉強が苦手な子ども達を助けたいです。そして、お世話になった先生達や支えていただいている皆さんに恩返しをしたいです。


私は将来保育士になるために、日々の勉強に励んでいます。大学に行くため、私は文系を選択しているので、塾にクーポンを使わせていただいています。私はとても海外に興味があるため英語は特に力をいれて勉強しています。クーポンがあることで、自分の好きな英語をとことん学ぶことができてうれしい限りです。これからも、皆様に自分のできる勉強を通して恩返ししていけたらと思います。高校生活は部活もあり、とても大変ですが、夢の実現のためにクーポンに感謝して、利用していきたいです。


学校外教育バウチャー利用者 / チャンス・フォー・チルドレン

震災直後は学校にいくのが面倒臭くて、学校をさぼっていました。友だちと遊んで、家でぼーっとしていたのが私の中学校生活でした。そんな中、コラボ・スクールのスタッフが「やくそく旅行」に誘ってくれました。これまでの人生で経験したことがない体験で、この「やくそく旅行」が、私が変わる転機になりました。最近1つ目標ができました。児童養護施設の子どもたちや、家庭の問題で苦しむ人を助けることです。こんなふうに思えるきっかけをコラボ・スクールはくれました。コラボ・スクールが大槌町にあることをとても感謝しています。これからも頑張るので、遠くから応援をよろしくお願いします。


2つ上の兄の影響でサッカーをはじめたのですが、小学校のときは、登校するときの服装も靴も全部がサッカー専用のものでした。小さい頃からサッカーの日本代表や海外でプレーするという夢がありました。地震については、宮城県沖の地震のことがT Vで流れていて、内陸で地震は起きていたけど、まさか、自分の町が被災地になるなんて思いもしませんでした。

小学校6年のとき、卒業式練習を終え、教室に戻った時に地震が起きました。校舎は高台にありましたが、校庭からでも海が見える高さにあったので、津波の音も、家が壊れる音も聞こえました。雪が降っていたので、寒さ避けと、津波が見えないようにブルーシートをかけられました。その後、学校よりもさらに高台にある体育館で一夜を過ごしました。僕の家の3軒下で津波が止まっていて、同級生32人で家が水に浸からなかったのは、僕を含め2人だけと、複雑な気持ちでした。

震災で中学校に入学してすぐはサッカーをできないと考えていたけど、全国からボールが届き、練習する事ができて本当に嬉しかったです。中学2年にあがる頃、サッカーと勉強の両立を考えて、コラボ・スクール女川向学館に通うようになりました。その後、向学館に2年間お世話になり、先生達のおかげで高校に進学する事ができました。支援してくれた方に恩返しができるとすれば、一日一日を精一杯生きて、夢を叶え、活躍を見てもらう事だと思います。夢を叶えた自分の姿を見て欲しいです。


宮城県石巻商業高校1年 / 千葉洸星 / コラボ・スクール

小学校~中学校までずっと野球をしていました。 父も祖父も、いつも野球中継を見ているくらい野球が好きでその影響もあったと思います。音楽を聞くことや、星を見たりするのも好きで、流星群などが通過するときは、今でも気仙沼の夜空を見ます。地震について、小学校5年~6年の頃に、TVで宮城県沖地震の予想がされていましたが、本当にくるとは思ってもいませんでした。

震災の翌日が中学校の卒業式だったので、黒板に卒業祝いのメッセージを書いている時に揺れを感じました。机の下に潜り、しばらくして、校内でサイレンが鳴ったので、先生の指示で校庭に出ました。同級生が泣いているのが分かりました。中学校が高台にあり、親が学校へ避難してきたのですが、街中が停電して、海が燃えていたのを覚えています。中学校の体育館での避難生活を送った後、同級生のはとこの家(内陸)や、友達のいとこ(岩手県盛岡に住む)の家などを転々としました。

震災後、cfcバウチャー事業のクーポンで、通信ゼミや塾をはじめました。被災して、傷ついても前向きに頑張っている人って沢山いて、全部流されちゃった漁師さんとかが、それでもやっぱりマグロを捕り続けられるのって、やっぱり心理的な影響が大きいんじゃないかって思います。僕はみんながポジティブになれるような手助けが出来たらと思っています。今高校では軽音をやっていて、ベースを弾いているのですが、色々な人が苦労している中、支援された自分がきっかけになって、その輪を拡げていきたいと思うので、自分の将来像と立ち位置を考えながら生活しています。


宮城県気仙沼高校2年 / 春日基希 / チャンス・フォー・チルドレン

僕たちを支援し支えてくれたたくさんの皆様本当にありがとうございました。 僕は、この臨学舎で学んだことは、将来の大きな財産になったと思っています。先生方からは、たくさんのことを学びました。自分の経験やちょっとしたおもしろい話しなど。僕のあこがれる人達です。僕の将来の夢は、教師です。この夢を持たせてくれたのも臨学舎のおかげです。自分の夢へ、一歩一歩近づいていきたいです。本当にありがとうございました。


佐々木 紘也 / コラボ・スクール

昨年の高校受験のときは、親孝行のためにも高校に進学したいと思っていましたが、学校でも勉強についていけなくなり、まわりの友達も塾に通い始め、焦りました。けれども塾に通うにはお金がかかると聞き、親孝行以前に迷惑をかけてしまうのではないかと悩みました。そんなときにバウチャーを利用して塾に行けることになり、少しずつ成績もあがってきました。無事に志望校に合格できたときは嬉しかったです。


学校外教育バウチャー利用者 / チャンス・フォー・チルドレン

「息子は今まで自分の思いや考えを言葉にして伝えることが苦手でしたが、ラーニングセンターに通うようになって『何とか話そう』という姿が出てきたように思います。まだまだ言葉は足りないのですが、気持ちが伝わってくるようになりました。」 (小5/男子保護者)
「わからないことが積み重なってしまって娘も私も困り果てていましたが生活習慣が身について、学習にも取り組むようになってきました。」 (小6/女子保護者)


小5 / 男子保護者、小6 / 女子保護者 / みなみそうまラーニングセンター

南相馬園から車で20分程いくと、小高区や浪江町といった津波被害があった地域に着きます。震災から手付かずの地域、これから復興に向かって進んでいく地域と状況は様々です。子ども達と汗だくになって遊んでいると、ここが被災地であることを忘れます。なんでも遊びにしてしまう子どもたちは、楽しみを見つける天才です。福島の未来をつくっていく子どもたちと一緒に楽しく遊びながら、地域に寄り添った運営を続けていきたいです。


南相馬園施設スタッフ / みなみそうまラーニングセンター
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