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1311発行【ハタチ基金メルマガ】相手のことを思う気持ち(みなみそうまラーニングセンター)
2013年11月29日

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 1311発行【ハタチ基金メルマガ】http://www.hatachikikin.com/
~東日本大震災発生時に0歳だった赤ちゃんが、無事にハタチを迎えるその日まで~
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 こんにちは。ハタチ基金事務局横井です。

 急に冬の寒さとなり、場所によっては初雪も観測された11月。
 厚手のコートが必要な季節となってまいりました。

 このたび、私事にて恐縮ですが、私、横井が出産のため事務局を離れることとなりました。
 それにともない、正職員を1名募集いたします。
 事務局として子どもたちを支えてくださる方のご応募をお待ちしています。

 ▼詳細はこちら
  http://www.hatachikikin.com/post-1470.html

 さて、2013年9月7日「広める価値のあるアイデア」を理念とする団体「TED」の精神に基づいて
 名古屋で開催された講演・トークイベント「TEDxMeieki 2013」に、
 “みなみそうまラーニングセンター「ふみだす未来の教室」(以下センター)”を運営する
 トイボックス白井代表が招待されました。

 「発達障がいの子どもたちが活躍するためには、
  発達障がいをそれはそれで良いんだよと、
  そのまま受け入れてくれる人に出会えるかどうか。
  その環境がとても重要だと思っています。」(一部抜粋)

 発達障がいの子ども達に寄り添い続けてきた10年間の活動について、
 センターでの事例も交えてお話ししました。

 白井智子「不登校の子どもを社会にかえす」
 Finding a path: Tomoko Shirai at TEDxMeieki

 ▼その時の動画が更新されましたのでぜひご覧ください。
  http://youtu.be/B5b-SU1JMJI

 今回のメルマガでは、発達障がいの子どもたちを支えている、
 “みなみそうまラーニングセンター”のスタッフより、
 子どもたちの成長についてお伝えします。

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  “みなみそうまラーニングセンター「ふみだす未来の教室」”が開所し、
  早いもので一年半が過ぎました。

  学習やコミュニケーションに支援が必要な発達障がいを持つ子ども達も、
  少しずつ普段の生活の中で、成長が見られるようになりました。

  「ただいま!」と元気にセンターの玄関を入ると、
  すぐに机に向かう子ども達。
  連絡帳を開いて宿題の確認をし、黙々と開始します。

  以前は、宿題の量の多さにやる前から諦めてため息ばかりついていたり、
  おしゃべりが止まらず先に進まなかったりと、
  スタッフが傍にいないと一人でやり遂げることが出来ませんでした。

  しかし、この一年半で、自分に合ったやり方を習得し、
  「やればできる」という自信を持てたことで、
  自ら学習しようとする意欲が出てきて、
  落ち着いて取り組めるようになってきました。

  最近、センターでは宿題が終わると、一年生から六年生まで、
  みんなでドッヂボールをするのがブームになっていますが、
  最初の頃は、全員が楽しく遊ぶことができていませんでした。

  それは、年齢が違い実力も違うにもかかわらず、
  高学年が低学年にも本気で投げ合っていたからです。

  そのため、速くて強いボールに慣れていない低学年の子は、
  怖くて次第にドッヂボール遊びから離れていきました。

  「どうすればみんなで楽しくドッヂボールができるか」

  そこで、みんなで相談することになりました。
  話し合いでは、みんなそれぞれ自分のいい所を見せたい、
  思い切り投げて勝ちたいという思いが強く、
  どうしても「相手に譲る」ということが出来ない子もいました。

  ルールやハンデを提案しても、
  「つまらなくなる」「小さい子が有利になる」と言う子もいて、
  意見がまとまらずにいました。

  そんな中、しばらく黙っていた一人の高学年の男の子が、
  「やっぱり、小さい子がかわいそう」と言い出したのです。

  その気持ちが他の子ども達にも通じたようで、
  みんな納得し、今ではあたり前のように
  自分たちでみんなが楽しめるように
  小さい子にハンデを決めたりして試合に取り入れています。

  現在、子ども達の中で「みんなで楽しくしよう」という仲間意識が芽生え、
  更に高学年が低学年を思いやり優しくすると、
  低学年が「○○くんみたいになりたい」と、
  あこがれを抱くようにもなっています。

  開所当初は、「ぼくが」「私が」と、自分がすべてだった子ども達が、
  相手のことを思って、また、みんなと共に楽しみたいと思って行動する、
  本当に素敵なことです。

  今ラーニングセンターでは、皆様の温かいお力添えによって、
  少しずつそんな子ども達の成長が見られるようになってきました。

  これからもスタッフ一同、「それはそれで良いんだよ」と、
  発達障がいを持つ子ども達をありのまま受けとめながら、
  「よい所を見つけ、努力していることを認め、褒める」ことを実践し続け、
  少しでも子どもたちの成長を手助けできればと思っています。

  毎日新聞 2013年11月9日にも掲載されました。
  「震災後、増すストレス 発達障害の子らは今-福島・南相馬より」

  ▼こちらもぜひご覧ください。
   http://mainichi.jp/area/news/20131109ddn013040042000c.html

  ▼みなみそうまラーニングセンターWebサイト
   http://www.npotoybox.jp/fukushima/

  ▼呼びかけ人募集中です。
   http://bit.ly/YlxsQg