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  1404発行【ハタチ基金メルマガ】http://www.hatachikikin.com/
 ~東日本大震災発生時に0歳だった赤ちゃんが、無事にハタチを迎えるその日まで~
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ハタチ基金事務局の千葉真英です。
4月に入り、入学式・新学期シーズンとなりました。
 私ごとで恐縮ではありますが、先週、弟が中学校へ入学し、
 大船渡市内の仮設校舎で新たなスタートを切った所でした。
 次の世代のまっさらな息吹を、ひしと感じながら、
 確実に「見えない大勢の方」の支えを実感しています。
さて、今月は、ふくしまインドアパーク郡山園より
 「子どもからお母さんへ、ひろがる支援の輪」についてお届けします。
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 2014年からお母さんを対象としたイベントを実施しているインドアパーク、
  内容は「お母さんの気持ちが楽になる子育て実践法」や
 「ママのための癒しサロン」といったものです。
 特に、子育てに関して、お子さんとの遊び方や、しつけなどのレクチャーを行った
 「お母さんの気持ちが楽になる子育て実践法」では
「今日すぐに実践していきたい」
 「すごく今の自分に合っている」
といった声を、参加者のお母さんたちから頂きました。
 震災から3年が経ち、パークの利用形態は多様化しており、
  お母さんが買い物をしている時間や、雨の日、冬場の寒さが厳しい時に
  お父さんやおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に遊びにくるお子さんも増えました。
 利用動機が、「放射線が不安だから」というものに留まらず、広がっていく事は
  ふくしまインドアパークの柔軟な体制と、信頼のによるものだと思います。
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「どこの公園が除染済みかわからない」
 「除染済みの公園でも放射線量が元に戻っているのではないだろうか」
  という声から、
「福島の子どもたちに思いっきり遊べる場所をプレゼントしたい」
  との想いで、ふくしまインドアパークはスタートしました。
 郡山園では、昨年、13000人のお子さんたちが来場し、
  多くの子どもたちに「安心して遊べる空間」をお届けしました。
 今後、福島においてより広く、子どもたちのケアを考えるならば、
  母親にとってのコミュニケーションの場も必要になってくると思います。
 目に見えない放射能に対し、捉え方は各家庭で異なります。
  その考え方の違いから、コミュニケーションの不和が生まれたケースもありました。
 それは、インドアパークを訪れるお母さんたちも例外ではなく、
  安心して、気兼ねないコミュニケーションをとれる場所が必要です。
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 前回のメルマガで、勉強嫌いだった女の子が支援の中で自主的に勉強し始め
  下級生に勉強を教えるようになった、という変化が表れた時、
  不安定だった仮設住宅での生活が安定し、家族全体が落ち着いたと話したお母さんが話していました。
 子どもを支援するという事は、母親を支援するという事に繋がりますし、
  母親を支える事が、子どもたちを支援するという事にも繋がります。
 以前、パークで「ベビーマッサージ」という赤ちゃんをマッサージすることで
  お母さんと子どもの、スキンシップをとるイベントを行った時、
  自宅で、毎日行っていると口にするお母さんがいました。
 寝る前にマッサージを行うと、赤ちゃんの寝付きが良くなり、夜泣きも無くなるので、
  お母さんも、朝までぐっすり寝る事ができるようになったそうです。
  子育てにおいて、心に余裕をもって生活できることは、母子ともに幸せな事だと感じます。
 より多くの子どもやお母さんの、コミュニケーションや憩いの場となっていけるよう、
  これからもふくしまインドアパークは活動を続けてまいります。
  皆様、継続的支援の方、よろしくお願い致します。
 ▼ふくしまインドアパークwebサイト
    http://fukushima-indoorpark.jp
 ▼インドアパークが開催したお母さんを対象にしたイベントの様子
     http://fukushima-indoorpark.jp/?p=11499
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 ▼イベントや寄付付き商品例はこちら
   http://bit.ly/KsgwTs
 ▼1日1クリック、クリック募金にご協力ください。
   http://bit.ly/KsgGdA
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 ハタチ基金3周年記念復興フォーラム
   ~私たちが歩んだ道、これから歩む道~
  2014年6月7日(土)14:00-16:30 @虎ノ門
詳細はこちら→ http://bit.ly/1lNsDtH
 これまであたたかくご支援してくださった皆様にむけて
  この一年での被災地での活動を支援実施団体の代表や、
  東北の子どもたちがご報告します。
 これからの支援を考える機会にしたいと思いますので、
  身近なご友人やご家族をお誘い合わせの上、ぜひお越し下さい。
  皆様のご参加を心よりお待ちしております。
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