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自らの被災経験を糧に、有事のときこそ子どもたちを支えていく 【ブラザー・シスターの活動】
2020年4月21日

ハタチ基金の助成団体のひとつ、チャンス・フォー・チルドレン。
被災による経済的困難を抱える子どもたちに、地域の学習塾や習い事で利用できるスタディクーポンを提供しています。

いま日本中の人たちが新型コロナウイルス感染症で不安な毎日を過ごす中、チャンス・フォー・チルドレンでも今こそ自分たちにできることを模索しています。

その一つ、「ブラザー・シスター」という取り組みをご紹介します。

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■復興の裏で、ますます必要となっている心の支援

こんにちは。チャンス・フォー・チルドレン仙台事務局職員の武林里穂です。

私は生まれも育ちも仙台で、東日本大震災が起こったときは高校生でした。
震災時に多くの方に支えてもらったことへの恩返しと、当時何もできなかった悔しさから、
復興に関わる活動がしたいと思うようになり、
大学時代はチャンス・フォー・チルドレンの学生ボランティア
「ブラザー・シスター」(通称ブラシス)として活動に参加しました。
そして卒業後に学校教員として働いたのち、一昨年の春に転職してチャンス・フォー・チルドレンに戻ってきました。

被災地は少しずつ復興に向かっていく一方で、子どもたちを取り巻く課題は複雑化しています。

不登校、友人関係、家族間の不和や疾病など、経済面だけでなく様々な困りごとのある子どももいます。

そんな中、子どもたちにスタディクーポンを提供するだけではなく、
そばで寄り添うブラシスの必要性が、ますます高まっていると感じます。

今、ブラシスとして子どもたちと向き合う大学生たちは、東日本大震災当時、小学生だった子がほとんどです。
私も、学生時代、先輩たちの思いを受け継いでブラシスとして活動してきましたが、
その思いを今も絶やすことなく、今も学生たちが取り組み続けてくれていることを嬉しく感じます。

こうして、復興の担い手を増やしていくことも、チャンス・フォー・チルドレンの大切な役割だと思います。

 

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写真:利用者の子どもとの面談などについて話し合う職員(中心)と大学生ボランティア
©Natsuki Yasuda / Dialogue for People

 

■新型コロナウイルス感染症の拡大 ブラシスができる新たな活動

3月の一斉休校以降、ブラシスが利用者の子どもたちと電話面談を行ってきましたが、
生活リズムの乱れ、学習の遅れ、進路や今後に対する不安の声が数多く報告されています。

さらに、宮城県知事より週末の外出自粛要請が出ていることを受けて、
4月8日から5月6日までの期間、子どもたちとの面談を休止することになりました。

でも、こんなときだからこそ、子どもたちやご家族の支援はやめてはいけないと考えています。

チャンス・フォー・チルドレンとしては、新型コロナウィルス感染症の影響が今後も長期化することを視野に入れ、
ブラシスによるオンライン面談の導入やオンライン教育を行う団体との提携(クーポン利用先登録)、
教育事業者のオンライン対応支援、子どもたちの通信環境や学習環境整備等を進めていくことを検討しています。

そのために、全クーポン利用者及びご家族、教育事業者の状況を調査し、実態把握に努めるとともに、
利用者及びご家族のニーズに合った適切な支援の方法を模索してまいります。

日々状況が変化するため、またご報告をさせていただきます。
今後とも変わらぬご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 

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