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震災を忘れないで ある大学生が震災から11年目の街頭募金活動に込めた思い
2022年3月22日

ハタチ基金の助成先団体のひとつ、公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン。被災した子どもたちに、地域の学習塾や習い事等で利用できるスタディクーポンを提供し支援を続けてきました。2022年3月11日、チャンス・フォー・チルドレンでは、震災で経済的に困難な状況に置かれ学びの機会を失う子どもたちのために、街頭募金活動を行いました。参加した大学生には、被災の経験がありながら、今は子どもたちを支援したいと活動に参加しているメンバーもいます。参加した大学生からのメッセージです。

こんにちは、大学生ボランティアの住吉陽太(東北大学4年)と申します。
チャンス・フォー・チルドレン(以下、CFC)では、東日本大震災から11年となった3月11日、私たち大学生ボランティアが中心となって、仙台で街頭募金活動を実施しました。

私は宮城県岩沼市出身で、小学校の卒業式直前に震災を経験しました。高校生までは自分のことに精一杯だったため、大学生になったら震災の復興にかかわろうと考え、大学1年生からCFCで活動を始めました。
震災から10年となった昨年と比べ、今年は震災関連の報道や式典が減っていること、そして震災を知らない世代が増えてきていることを感じ、今回、街の人たちに今も支援を必要としている子どもたちがいることを知ってもらえたらと考え、街頭募金を企画しました。

今回、2020年・2021年は新型コロナの影響で街頭募金ができなかったので、3年ぶりの実施となりました。このため、正直なところ、どれくらいの方が街頭募金に協力してくださるか不安がありました。
しかし、街頭に立ってみると、足を止めてくださった寄付者の方が、「前も募金活動していたよね」という声をかけてくださいました。ブランクがあったにも関わらず、活動を覚えていてくださったことを嬉しく思うとともに、継続的に活動を行うことの重要性を実感しました。

私たち大学生ボランティアは、普段はCFCのスタディクーポンを利用している子どもたちとの面談(進路や学習相談)や、活動を通じて子どもたちのサポートを行っていますが、寄付者の方とお会いできる街頭募金も、活動の重みを感じる大切な場になっています。寄付者の方たちから託していただいた思いを胸に、これからも子どもたちに寄り添っていきたいです。

スタディクーポン ©Natsuki Yasuda / Dialogue for People

スタディクーポンを利用して勉強 この春大学へ進学する生徒からのメッセージ 

この度はご支援くださり、ありがとうございました。
おかげで、私は苦手だった英語を少し克服することができました。そして今年の春に無事に進学できることになりました!

私の将来の夢は、看護師です。この夢を目指すきっかけとなったのは、私が小学生の時に起こった東日本大震災です。今までにないほどの大きな地震、そして津波。そんな中で看護師の方たちは、学校に避難してきた一人ひとりに「大丈夫ですか」と声をかけていて、私たちの心の中の不安を取り除く、とても心強い存在でした。
その姿を見て、私も皆の不安を取り除くことができる人になりたいと思い、看護師を目指すようになりました。
今、コロナで医療機関が大変な中で私が少しでも役に立つことができるように、進学先で毎日の勉強を怠らずにこれからも頑張りたいと思います。
(宮城県石巻市 高校3年生)

©Natsuki Yasuda / Dialogue for People

ハタチ基金への寄付のおかげで、夢を諦めずに進学する子どもたち。さらに進学や就職した先で、今度は子どもたちのサポートをする大学生や社会人が増えています。寄付者の皆さんがハタチ基金を11年間支えてくださったおかげで子どもたちの今があります。ぜひ今後もどうぞよろしくお願いします。

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