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法人・団体からのご支援
2025.06.10 14回目のご支援 「 一ノ蔵 特別純米原酒 3.11未来へつなぐバトン」売上金全額をハタチ基金へ寄付

宮城県の酒造メーカー 一ノ蔵が、2025年2月に出荷した「一ノ蔵 特別純米原酒 3.11未来へつなぐバトン」の売上金全額をハタチ基金へ寄付してくださいました。震災発生直後から毎年売上金を寄付してくださり、今回で14回目となります。

2025年5月、一ノ蔵本社(宮城県大崎市)にて寄付金贈呈式を行っていただきましたので、ここにご報告いたします。

左から、株式会社一ノ蔵 鈴木整 社長、ハタチ基金 今村久美 代表理事(モニター)、ハタチ基金 事務局 芳岡千裕

贈呈式を行っていただいた一ノ蔵の本社蔵は宮城県大崎市にあります。2011年に起きた東日本大震災では震度6強の大きな揺れに遭いました。地震直後は酒造りの見通しが立たずに社員の方たちも不安を抱いていましたが、県の内外から温かい支援をいただいたことで、酒造り再開への一歩を踏み出すことができたそうです。

その恩返しの思いを込めて始まったのが、醸造発酵による⽀援プロジェクト「未来へつなぐバトン 醸造発酵で⼦どもたちを救おうプロジェクト 」です。2011年12月の発足以降、毎年「一ノ蔵 特別純米原酒 3.11未来へつなぐバトン」を出荷、全国の酒販店や日本酒ファンの方々にご購入いただいた売上金全額を、ハタチ基金へご寄付いただいています。

2025年は数量にして4071.6リットル、519万1021円の売上があり、その全額をご寄付くださいました。累計するとこれまでに9186万4778円のご寄付をいただいております。

また、2025年2月28日には「共感と希望を生み出す取り組み」が評価され、公益社団法人 フィランソロピー協会より「第22回 企業フィランソロピー賞“ふるさとの人づくり賞」が授与されました。

株式会社 一ノ蔵 鈴木 整 社長からのメッセージ

今年も日本酒ファンの皆さま、小売店や飲食店など関係者の方々のご協力をいただきまして、「~東日本大震災復興支援プロジェクト~未来へつなぐバトン醸造発酵で子どもたちを救おうプロジェクト『一ノ蔵 特別純米原酒 3.11未来へつなぐバトン』」を続けることができました。心から感謝申し上げます。

昨年の贈呈式では能登半島地震の被災地にて、支援を受けた子どもたちが大人になり、今度は支援する側になったという事例をご報告いただきました。「まさにバトンがつながった」と思い、本プロジェクトの意義を改めて感じた次第です。

14回続けてまいりました。2011年当時0歳だった子どもが20歳を迎えるまではまだ残りありますが、この取り組みをきちんとつなげたいという気持ちを新たに本年を迎えております。

ハタチ基金 今村久美 代表理事

今年も応援していただき、ありがとうございます。一ノ蔵さまには立ち上げ当初から、主体として参画いただいているような感覚があります。東北にある企業が、東北の子どもたちをずっと応援し、バトンをつなぐというあり方を、社会に提案してくださっていること。さらに、そのお酒を買ってくださる方々に対して参画する機会を作ってくださっていることに、心から感謝しています。

昨年、能登半島地震が発生しましたが、東日本大震災当時まだ子どもだった子たちが大人になり、応援する側へと回るというサイクルが動いていました。これがまさに「未来へつづくバトン」だと感じています。

「未来へつづくバトン」という言葉に込められた思いを、私たちも一ノ蔵さまと共に体現し続け、残りの数年間を駆け抜けていけたらと思っています。

一ノ蔵の皆さま、商品を購入して寄付につなげてくださった皆さまに改めて御礼申し上げます。いただいたご寄付は、東日本大震災で被災した地域の子どもたちのために大切に使わせていただきます。

寄付贈呈式の様子につきましては、YouTubeの「一ノ蔵公式チャンネル」にて公開していただいておりますので、ぜひご覧くださいませ。

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