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活動レポート
2020.12.02 地域のみなさんとともに、企業だからできる支援を被災地に:ネッツトヨタ多摩インタビュー

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ネッツトヨタ多摩㈱ 田村勝彦社長(写真左)

ハタチ基金にこれまで12,785,000円のご寄付をくださっている「ネッツトヨタ多摩」さん。
「きずな洗車」という寄付つきの洗車と、賛同してくださった方へ抽選で東北旅行をプレゼントするという取り組みを通じ、ハタチ基金を支援してくださっています。

このたび、ご支援のお礼と活動報告をさせていただきました。
また、ネッツトヨタ多摩の社員の方々に、ご寄付の経緯を伺うことができました。

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左が佐藤取締役、右がご担当の福島さま

 

ー現在はどのような活動をされているんでしょうか?

「きずな洗車」による寄付金活動を行っています。お客様からいただいた洗車代金の一部を寄付しています。「きずな洗車」に賛同いただいた方を3か月に一度抽選し、「東北に行ってね」という想いをこめて東北への旅行券をプレゼントしています。実際に足を運んでいただき、お客様が東北に関わることを後押ししたいんです。

 

ー社会貢献活動のきっかけは?

2011年の秋に、たくさんの社員とともに東北のボランティアに行きました。南三陸で瓦礫の撤去、炊き出しなどを行ったことがきっかけとなって、社員が個人の意志でボランティアに行くこともあり、会社全体に被災地のために何かできることをしたいという気持ちがありました。
また、私の息子の友達に、被災して福島から東京へ避難されてきたご家族がいるんです。そのご家族の子どもたちは、母親が津波に流されたのを見ていました。そんな経験の後で父親と一緒に東京に移住してきたんです。
そんな子どもたちが身近にいて、何とかしなくちゃという思いが常にありました。震災のことを語り継いでいくことで、風化しないようにしたいと思っています。
ー「きずな洗車」を始めた当時のことを教えて下さい

震災がおきて、被災地だけでなく東京にも影響がありました。車業界でも、部品を作っている工場が被災して部品が供給されなかったりと、このままでは世の中が停滞するといった危機感の中で、自分たちができることを考えました。
とはいえ、経済を動かさないことには自分たちも行き詰ってしまう。そこでお客様に参加していただいて一緒に何かできないかとの思いから、寄付つきの「きずな洗車」をはじめました。
今は「きずな洗車」以外にも、コロナで影響を受けている方々を支援するために、ご成約いただいた車両代金の一部を東京都福祉保健局に寄付する活動もしています。

きずな洗車ポスター

ー「きずな洗車」はお客さまとともにある寄付の形なんですね。

初期の東北支援では物品寄付もしていたのですが、社員だけでなく、お客様からも物品を寄せていただくことができました。
トヨタの販売店の特徴でもあり魅力は「地域密着」です。ここで事業ができるのは、この地域のおかげ。このエリア、この日本のおかげと思っています。自分たちだけではなく、みんなでやりましょう!という想いがいつもあります。
被災地支援は、ひいていえば日本全体でがんばろうというメッセージだと思っているんです。
できることしかできないけど、企業だからこそ事業を通して被災地や子どもたちのためにできることがあると考えています。

(インタビューここまで)

地域に根ざしたネッツトヨタ多摩さんならではのご支援に心より御礼申し上げます。
震災から10年目を迎える今、ハタチ基金はこれからも支援してくださるみなさんとともに被災地での活動を続けていきます。

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