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地域・子どもに寄り添い、被災地のこれからを支えたい:ダイドードリンコ代表取締役社長 髙松さまインタビュー
2021年1月8日

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地域社会に根ざし、全国的に飲料品の販売を行っているダイドードリンコ株式会社さん。
2012年より累計8300万円のご寄付をいただいてきました。
今回は震災から10年の節目に、ダイドードリンコ代表取締役社長の髙松さまにハタチ基金理事の白井から、ご寄付への想いを伺いました。

<ダイドードリンコ株式会社について>
「人と、社会と、共に喜び、共に栄える。」を理念とし、全国で地域社会に根ざした自動販売機での販売をメインに行っている清涼飲料メーカーです。
持続的な事業には、地域社会が豊かで元気であること、またその地域社会の次代を担う子どもたちが元気で健やかでいることが不可欠との思いから、独自の『地域コミュニティ貢献積立金』制度によって、日本の祭り等の地域支援や子どもたちへの支援を行っています。

ハタチ基金に支援を始めたきっかけ

白井:毎年お礼に伺わせていただいていて、もう9年めになりますね。本当に長い間ハタチ基金にご寄付をいただきありがとうございます。
最初はどのようなきっかけで、支援を始めたんでしょうか?

高松:震災が起きて、何かお役に立てることはないかという気持ちがありました。ただ、単純に寄付をして、その時だけで終わってしまってはいけないという思いがあり、支援を継続していくためにどうしたらよいか模索し始めました。
そこで、会社の中で、毎年利益の一部を積み立てて、そこから継続して支援しようという『地域コミュニティ貢献積立金』という仕組みが生まれたんです。それが一番最初の発端になりますね。

白井:高松社長は震災前から東北に行かれていますよね?
高松:はい、行っていました。
白井:この10年だけでなくて、その前からご覧になっている中で、東北にはどんな思いがありますか?

高松:そうですね……我々は、全国各地に自動販売機を置かせていただき、ビジネスをしているんですが、特に、東北のエリアって自動販売機の台数が多いんですね。
しかも東北はダイドーの自動販売機の比率が高くて、それですごく愛着があるといいますか、東北の地域の方に支えられて今までこうして成長してこられたっていう思いがあります。

元々、地域に根ざした自動販売機ビジネスをしているので、何か恩返しができないかということで、地域のお祭りを応援する取り組みなどもしていました。
そういった既存の取り組みの延長線上で、東北エリアで大きな災害が起きたとなれば、困っている方たちに何かできることを考えて応援していきたいという思いがありました。

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毎年ご寄付いただいている理由

白井:地域を大事に…本当にその通りです。ダイドードリンコさんからは、継続的にご寄付いただいていることが本当にありがたくて。それこそ10年もあると、他のところでも災害が起こったり、寄付をやめてしまうこともあると思うんですよね。
会社の皆さんの中から東北じゃなくて他のところにって声も上がるかなとは思っていたんですが、10年間ずっと続けてきてくださった。
私も福島におりますので日々感じていることなのですが、東北の方々はずっと「風化するんじゃないか」「もう大丈夫って思われてるんじゃないか」っていうような見えないこの先への恐怖や不安と戦っていると思うんです。
これまでご寄付いただいてきて、これからまた10年一緒に見守っていこうっていうふうに思っていただいている背景や理由をお聞きしたいです。
高松:そうですね、最初から継続して何かお手伝いできることっていうふうに考えていたのと、特にハタチ基金の「震災の時に生まれた子どもが二十歳になるまで」っていう理念にすごく共感しています。

白井:嬉しい、ありがとうございます!
高松:あとは、やはりこれからの世代を担う若い人たちを支援していきたいっていう思いがあります。そこが続けている理由ですね。
また、コンビニエンスストアやスーパーなど、ドリンクの売り場が増えていて、「自動販売販機離れ」が進んでいるのも現状す。
自動販売機ならではの良さや、ダイドードリンコの事業を、これからの将来を担う若い人たちに知ってもらいたいというのもあります。

白井:おっしゃる通りで、被災地支援に関わっていると、特に地方では自動販売機が防災拠点にもなるなと思います。
高松:そうですよね。まさに震災の時にも役立つように、災害対応の自動販売機も展開しています。
電源が落ちても手動で中身を取り出して避難所などで配布していただいただくことができるので、実際にお役に立てたこともあります。
普通の自動販売機でも、電気さえ通ればいち早く商品を提供できるという利点もあるんです。
白井:地方だと重要なインフラだと思います。
高松:そうですね。そういう社会インフラ的な役割を、若い人たちにも知ってもらえたらありがたいなといった思いもありますよね。

白井:ハタチ基金の支援先の団体に対して、自動販売機のペーパークラフトキットのご提供も毎年いただいていますよね。
私どもの拠点でも子どもたちがそれを作って家に持って帰って、自動販売機で買う練習をする活動をやらせていただいています。
高松:そうですね、ペーパークラフト自動販売機の取り組みもけっこう長くなりますね。東北に限らず全国でいろんな自治体さんや学校とか、そういったところに配布をさせてもらって、できる限りのことをやらせてもらってます。

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ハタチ基金や、支援先団体へ期待していること

白井:ありがとうございます。毎年とても楽しみに子どもたちと作らせていただいてます。
最後になってしまうのですが、ハタチ基金や支援先の団体に対して期待なさってることや、こういうことを一緒にしていければいいなとお考えになってることがあればぜひ伺いたいと思うんですが。

高松:これから10年でですね、まさに将来を担うリーダーのような人が育っていってもらえるように我々も応援ができればとても嬉しいなと思いますね。

白井:あと10年ぜひ一緒に見届けていただけたら嬉しいです。暖かいご支援、本当にありがとうございます。
高松:そうですね、ぜひご一緒したいです。ありがとうございます。
立ち上げ当初から継続的にご寄付いただき、ハタチ基金のパートナーとして被災地への支援に伴走してくださっているダイドードリンコさんに心より感謝申し上げます。
震災から10年目を迎える今、ハタチ基金はこれからも支援してくださるみなさんとともに被災地での活動を続けていきます。

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